消費税の課税事業者がfreeeのエクセルインポートを使う場合の処理まとめ

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こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。

 

CSVはお役御免!?freeeに「Excel」から仕訳データを取り込む方法まとめ

freeeのエクセルインポート機能でエラーが出たときの対処法まとめ

で、クラウド会計ソフトのfreeeで少し前(2016年11月下旬)に実装されたエクセルインポートという機能についてご紹介していきましたが、今回消費税の課税事業者用に消費税を取り込む場合についてもまとめてみました。

 

CSVでなくExcelから取り込みたい方はぜひ見ていってくださいね。

(なお、今回も「経費」の取り込みという前提で進めていきます。それと簡易課税の場合は今回の処理をしなくても大丈夫です)

 

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freeeエクセルインポート機能 消費税の課税事業者の場合

 

2年前の売上が1,000万円を超えていた場合など、一定の場合には消費税を納める義務が出てきます。

この納める義務のある人のことを、「消費税の課税事業者」といったり「消費税の納税義務者」といったりします。

その場合、『CSVはお役御免!?freeeに「Excel」から仕訳データを取り込む方法まとめ』で書いた最低限必要な項目だと消費税が反映されません

 

 

 

このような感じで、問答無用で「消費税対象外」として登録されてしまいます。

この4つの経費のうち「備品代」「コーヒー代」「切手代」は消費税がかかっているもの。

なのでこのままだと消費税の計算ができないことになってしまいます。

 

 

 

エクセルインポート機能のExcel(消費税バージョン)

冒頭でも言いましたように「経費」の取り込み、という仮定をしております。

消費税がわかる方なら適宜変えていただければと思いますし、

  • 消費税の課税事業者で、
  • 消費税のことが全然わからないけど取り込みがしたい

という方は、わかるようになるまで経費ぐらいにしておいたほうがいいかもしれません。

 

 

↓ これが最初に紹介した「最低限必要な項目」だけ盛り込んだExcelです。

 

 

↓ これに「借方税額」「借方税区分」の2つを加えます(順番はどちらでも構いません)

 

 

借方税区分とは

順番が前後してしまいますが、右側の「借方税区分」というのは消費税がどのようなかかりかたをしているのかを表す部分です。

今回「経費」としてご紹介していますので、その場合次の2つだけ覚えましょう。

  • 消費税のかかるもの ⇒ 課対仕入8%
  • 消費税のかからないもの ⇒ 対象外

 

ここで消費税談義を始めるとはてしなく長くなるのでしませんが(^_^;)、小規模な会社・個人事業主の場合、自分がお金を払うときは「消費税がかかるのか、かからないのか」だけ考えればひとまずはOKです。

レシートを見て判断してもいいのですが、切手なんてレシートには「非課税」と出るけど消費税がかかっているものの代表なので、あくまで目安として見るようにしましょう。

 

 

借方税額とは

次に、「借方税額」というのは費用にかかった消費税の金額のこと。

「借方税区分」の項目に応じて、取り込むときに自動計算してくれればよいのですがそうはなっておらず、自分で金額を入れておかなければいけません

 

いちいちレシートを見ていれれば正確ですがそんなのめんどくさすぎる。

というわけで、試してみたところ計算式でもちゃんと取り込んでくれましたので、私は「借方税額」のC列に

 

=INT(IF(D2=”対象外”,0,B2*0.08/1.08))

 

という計算式を入れて自動計算をしました(消費税が8%のあいだ使える計算式です)。

端数処理の問題などでレシートと消費税の金額が違うこともあるでしょうが、消費税の原則での計算の場合、気にしなくてもそれほど大きな問題はありません。

 

[見なくてもいい補足]
計算式の意味合いは「借方税区分が対象外だったら計算しないけど、それ以外(課対仕入8%)だったら消費税を計算するよ」ということです。
上で書いたように「かかるかかからないか」だけを考慮した計算式になっています。
それとINTは小数点以下を切り捨てる関数。ROUNDDOWNやTRUNCのほうが不測の事態にも対応してくれるんですが記述が簡単なので私はINTがお気に入りです。
INTなしで、端数を放置しておいても勝手に四捨五入をして取り込んでくれたのですが、freeeの初期設定が「切り捨て」であったため一応それに合わせてあります。

 

 

(参考)税区分の種類

またさらに補足ですが、税区分は次のようなものがあります。消費税がわかる方だけ見ていただければ。

 

[税区分の種類]
課税売上、課売上一、課売上二、課売上三、課売上四、課売上五、課売上六、輸出売上、非課売上、非資売上、有価譲渡、対外売上、
課対仕入、非対仕入、共対仕入、非課仕入、対外仕入、課対輸本、非対輸本、共対輸本、課対輸税、非対輸税、共対輸税、地消貨割、
課税売返、輸出売返、非課売返、非資売返、課売返一、課売返二、課売返三、課売返四、課売返五、課売返六、
課税売倒、輸出売倒、非課売倒、非資売倒、課税売回、
課対仕返、非対仕返、共対仕返、非課仕返、課対輸返、非対輸返、共対輸返、
課税、非課税、不課税、輸出等、対象外、未選択

 

 

 

freeeにExcelから経費を取り込む

さて、Excelさえできればあとはfreeeに取り込むだけ。

手順は『CSVはお役御免!?freeeに「Excel」から仕訳データを取り込む方法まとめ』とまったく同じなので、処理後の画面だけ載せておきますね。

 

 

↓ Excelを取り込んだあとの画面。

 

 

↓ こちらが振替伝票です。きちんと反映されていますね。これでOKです!

 

 

 

失敗例

ちなみに失敗例として、「借方税区分」だけ設定して「借方税額」を入れなかった場合、の画面を載せておきます。

 

 

このように税区分はちゃんと反映されているのに、税額が0円になっています。

自動計算はしてくれないので、必ず「借方税額」までExcelに盛り込むようにしましょう。

なにがOKでなにがダメなのかエラーを出しまくりました(^_^;)

 

 

 

 

消費税の課税事業者のエクセルインポート機能まとめ

 

というわけで、消費税の課税事業者のためのfreeeエクセルインポート機能として、

  • Excelのつくりかた
  • freeeへ取り込んだ画面

についてまとめました。

 

これでひとまずは現時点でのエクセルインポート機能「仕訳データ」のご紹介ができたのではと思います。

税額は入れなくても自動計算くらいしてほしいのですが、それを含めて今後改善されていくと思うので、できたら随時修正していきたいと思います(できたら……)。

 

慣れてきて、特殊な状況だったら税抜きにしたり「借方内税/外税」という項目を使ってみたりして使いやすい方法を模索してみましょう。

それではよいクラウド会計ライフを!

 

 

 

■ 関連記事

⇒ 第一回 CSVはお役御免!?freeeに「Excel」から経費を取り込む方法まとめ
⇒ 第二回 freeeのエクセルインポート機能でエラーが出たときの対処法まとめ
⇒ 第三回 消費税の課税事業者がfreeeのエクセルインポートを使う場合の処理まとめ

 

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