freeeエクセルインポート 売上データのアップロード方法

freee

 

こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。

 

freeeの「エクセルインポート」という、Excelから簡単にデータをアップロードする機能について、

『freeeに「Excel」から仕訳データを取り込むエクセルインポート機能まとめ』

という記事で「仕訳データ」ついては書きました。

 

今回はエクセルインポートのもう1つの機能「売上データ」について上げる方法をまとめました!

 

2019年6月7日追記
当記事は「エクセルインポート」が「収入取引データ」となる前の機能を解説しております。
時間がなく最新版に対応できておりません。ごめんなさい

 

エクセルインポートの使い方1 まずはExcelを用意する

仕訳データのときと同じですが、まずExcelを用意します。

こちらも決まった様式(テンプレート)があるわけではありません

別ソフトからエクスポートしたデータを加工するか、必要な項目(後述)を盛り込んでつくりましょう。

 

 

↓ サンプルとして、こんな感じのExcelでOKです。順番にも決まりはありません。

 

必須項目
このうち「発生日」「勘定科目」「金額」は必須です。
「仕訳データ」とはかなり項目が変わりますので、混同しないようにしましょう。
(詳しい項目は後述します)

 

 

 

 

↓ 取り込むシートを一番左にしておきましょう!(複数のシートがある場合、一番左が取り込まれます)

 

 

 

↓ こちらも「仕訳データ」と同じくcsvデータに変換する必要はありません。ExcelのままでOK。

 

 

 

なんで勘定科目が1つなの?

仕訳データは基本的に「借方」「貸方」両方を入力しましたが、売上データで設定する勘定科目は1つだけです。

なぜなら相手(借方)の勘定科目は「売掛金」「未収入金」「未収収益」が自動的に設定されるから

 

なので、入力する勘定科目は基本的に「売上高」になるでしょう。

細かい仕訳になる場合は「仕訳データ」のほうがやりやすいです。

 

(借方・貸方・仕訳については『〔簿記知識ゼロ用〕借方・貸方とは、仕訳とは』へ!)

 

 

どんな項目があるの?

項目を一覧として挙げると、

  • 収支区分
  • 管理番号
  • 発生日
  • 支払期日
  • 取引先
  • 勘定科目
  • 税区分
  • 金額
  • 税計算区分
  • 税額
  • 備考
  • 品目
  • 部門
  • メモタグ
  • 支払日
  • 支払口座
  • 支払金額

というものがあります。

 

↓ 項目一覧(2017年6月時点)

 

 

 

 

エクセルインポートの使い方2 Excelをアップロードして取り込む

Excelが作成できたらあとは取り込むだけなので簡単です。

freeeにログインしましょう。

 

 

↓ まず「取引」⇒「エクセルインポート」をクリック。

 

 

↓ データ形式が「売上データ」かを確認し、先ほどのExcelをアップロードします。

 

 

↓ 項目が上のものと合っていればスムーズに取り込めます。違っていてもドロップダウンリストを合わせればOKです。

 

 

↓ 決済口座(どこの口座に入金されるか)を設定します。

 

決済口座のおすすめ設定
・入金される口座が決まっている場合 ⇒ その口座(現金も「口座」という扱いです)
・入金される口座が複数ある場合 ⇒ 「すべての口座・カード」
という分け方がいいのではないでしょうか。
(考えなくていいよう常に「すべての口座・カード」もアリかと)

 

 

 

↓ 4番で確認し、問題なければ「登録する」をクリック(新規の取引先などあれば自動登録されます)

 

 

↓ インポート中です。しばし待たれよ。

 

 

↓ 処理としてはこれで完了です! データを見たい場合「こちらのリンクから確認できます」をクリック

 

 

↓ 画面が更新されるので「登録された取引」をクリック

 

 

↓ こんな取引が登録されています。

 

 

↓ どんな仕訳になっているか見たい場合、クリックすれば確認できます。これで完了です!

 

 

 

 

エクセルインポート番外編 売上高以外の勘定科目をインポートしてみた(余談)

ちなみに売上高以外の勘定科目を指定したらどうなるのか、実験してみました(余談です)

 

 

↓ 試しにこんな感じのいろいろな勘定科目を入力。これを上記手順でインポートします。

 

 

↓ 上にも載せましたが、売上高の場合「売掛金」が自動設定されます。

 

 

↓ 雑収入などは「未収収益」が自動設定されました。

 

 

↓ 短期借入金は「未収入金」が自動設定されました。

 

 

傾向をざっくりまとめますと、

  • 売上高の場合は「売掛金」
  • 雑収入、受取利息、固定資産売却益など、売上以外の収益の勘定科目は「未収収益」
  • 資産や負債系の勘定科目は「未収入金」

という自動設定がされるようです。

(多分修正不可)

 

未収収益と未収入金の使い分けはそうじゃないんだけど。。と思いつつ、この使い分けは内容で判別しなければならないので、簡便さを優先させてこのような作りになっているのではないでしょうか。

こういうのも将来的には自動で判別してくれるようになるんですかね。

 

ひとまず細かい処理をしたいときは「仕訳データ」でやるようにしましょう!

freeeに「Excel」から仕訳データを取り込むエクセルインポート機能まとめ

 

 

 

 

 

freeeのエクセルインポート「売上データ」編 まとめ

というわけで、freeeのエクセルインポートという機能について、

  • まずExcelを作成
  • そのExcelをアップロード

という手順をまとめました!

 

こちらの記事、先日お問い合わせフォームよりブログ記事のご要望を賜りました。

(ありがとうございます!)

 

すぐに対応できないこともございますが、もしご要望がありましたらぜひお待ちしております!

 

 

 

■ 仕訳データの関連記事

⇒ 第一回 freeeに「Excel」から仕訳データを取り込むエクセルインポート機能まとめ
⇒ 第二回 freeeのエクセルインポート機能でエラーが出たときの対処法まとめ
⇒ 第三回 消費税の課税事業者がfreeeのエクセルインポートを使う場合の処理まとめ

 

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